【ロボアドバイザー比較】WealthNavi、THEO、楽ラップ、MSV LIFE

皆さんは資産の配分をどのように決めているでしょうか。
 
現在、私のリスク資産のほとんどが日本株式に偏っているため、海外のリスク資産にも分散して投資したいと考えていました。

 

 

特に、米国株の指数(NYダウ、NASDAQ、S&P500など)は右肩上がりの成長を続けており、魅力を感じています。

 

そこで、投資初心者でも簡単に国際分散投資が始められると評判のロボアドバイザーを試してみたいと思い、いろいろ調べてみました。
 

ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーとは個人のリスク許容度に合わせ、ETF投資信託を資産運用アルゴリズムに基づいて自動で選択し、ポートフォリオを組んでくれる資産運用サービスです。地理的分散、資産クラス分散、時間分散させ国際分散投資を手軽にできるところから、近年注目されています。
 

種類

ロボアドバイザーは大きく2種類に分けられます。一つは、「投資一任型」金融商品の売買やメンテナンスを自動で行ってくれるもので、完全にほったらかしで運用できます。もう一方は、「アドバイス型」でロボアドバイザーは助言のみで金融商品の売買やメンテナンスは自分で行うものです。
 
私はほったらかしで国際分散投資がしたいと考えましたので、「投資一任型」を検討しました。
 

各社比較

「投資一任型」で有名なWealthNavi、THEO、楽ラップ、MSV LIFEについて主な特徴について簡単に比較しました。
 

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WealthNavi
預かり資産900億円(18/7時点)で最も多く、最も知名度もあるのではないでしょうか。
ロボアドバイザーとしての基本的な機能は全て備えていると思います。
一番のメリットは税金の最適化機能(DeTAX)で、この機能は他のロボアドバイザーにはありません。
以下、ウェルスナビによるDeTAXの説明です。
 
出典:ウェルスナビホームページ
DeTAX(デタックス)とは、分配金の受け取りやリバランスなどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を実現して「利益」を相殺することにより、税負担を翌年以降に繰り延べる機能です。

 

分配金の受け取りやリバランスなどによるETFの売却によって「利益」が発生すると、本来は税負担が生じることになります。
DeTAXは、その税負担を翌年以降に繰り延べることで、その年の税負担を軽減します。

 

具体的には、ポートフォリオの中に含み損がある銘柄があれば、店頭取引により、その銘柄を一旦売却(含み損を実現させる)し、それと同時に「同じ銘柄を、同じ数量、同じ価格」で買い戻します。
これにより、ポートフォリオの構成を維持したまま、その年の税負担の軽減を計ります。
 
デメリットは最低投資額が10万円と、今回比較した中では楽ラップと同様で最も高いことと、預かり資産3000万円以下では手数料が1%とTHEOと同様に最も高いことです。
 
・THEO、楽ラップ
直近のデータは見つけられませんでしたが、預かり資産はどちらも200億円程度(17/12、18/1時点)です。
THEOもWealthNaviと同様にロボアドバイザーとしての基本的な機能は備えています。ただ、前述の税金の最適化機能がありません
 
最低投資金額はTHEOは1万円からとWealthNaviや楽ラップよりも少額から始めることができ、これから資産運用を始めたい人には取り組みやすいと思います。
 
手数料は楽ラップが最も低くなっています。
 
・MSV LIFE
預かり資産はネットで探しても出てきませんでした。
 
MSV LIFEは自動積立、確定申告、税金の最適化ができず、機能的には一番物足りない感じがします。
 
ただ、最低投資額は1,000円からとTHEOよりも更に少額から始められることは資産規模が小さい人には良いのではないでしょうか。
 

まとめ

今回の4種類の比較から、どのロボアドバイザーも基本的な機能を備えていると考えますが、資産規模が最も大きく、税金の最適化機能があるところにメリットを感じる為、WealthNavi を検討したいと思います。
 
ただ、自分でETF投資信託を購入する場合よりも手数料が高いことがデメリットだと思います。インデックスに連動するETF投資信託であれば必要経費は0.1%や0.2%を切るものがたくさんありますので、自分で運用できるという人は、あえて使う必要はないかなと思いました。
 
また、アメリカのロボアドバイザー「Wealthfront」は手数料0.25%のようで、日本のロボアドバイザーの1/4です。日本のロボアドバイザーも資産規模が大きくなれば、手数料が下がることを期待できると思いますので、気長に待ちたいと思います。
 
※当ブログの掲載内容は、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。また当ブログに書かれている事は100%正確であるとは限りませんので、くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。