【株主優待】株主優待クロス取引のやり方

みなさん、株主優待クロス取引はご存知でしょうか。
 
私は数年前から知っていたのですが、面倒くさくてやっていませんでした。反省です。
ブログを始めたこともあり、今月から株主優待クロス取引をやってみようと思います。
 

 

備忘録を兼ねて、株主優待クロス取引のやり方をまとめましたので、
これから株主優待クロス取引を始めてみようと考えている方は参考にしてみてください。
 
 

株主優待クロス取引とは

株主優待タダ取り、クロス取引つなぎ売り等と呼ばれたりします。
簡単に言うと、現物買いと信用売りを同時に同価格で行うことで、取引手数料貸株料等を負担するだけで株主優待を取得することです。
株主優待は欲しいけど、株価変動のリスクがあるため、長期間保有したくないという人にピッタリです。
株主優待クロス取引を行うことで、大きく稼ぐことはできませんが、
年間を通して数万~数十万円程度は稼ぐことができますし、
生活費を削減することができるので、その分投資に回すことができます。
 

株主優待を得るには

まず、株主優待をもらうためには権利確定日に株主名簿に載っている必要があります。
そのため、欲しい株主優待の銘柄の権利確定日を確認しましょう。
 
注意点としては、株主として株主名簿に記載されるためには、購入後3営業日が必要です。
そのため、権利確定日に株を保有するためには、権利付最終日(権利確定日の3営業日前)に保有している必要があります。
このあたりが、最初は難しいですが、下記のサイトに分かりやすく書かれています。
 

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(出典:マネックス証券HP) 
 
そして、株主優待の権利を得た後、つまり権利付最終日翌日(権利落ち日)以降には売却してもかまいません。
 

株主優待クロス取引のやり方

上にも書いていますが、クロス取引を行うには現物買い信用売りを行う必要があります。
現物買いは証券口座を開設するだけで行うことができますが、信用取引はそれとは別に
信用口座を開く必要があります。信用口座の開き方は各証券会社のHPを参考にして下さい。すでに信用口座がある人はそれでOKです。
 
○権利付最終日までに行うこと
1.取引時間外に現物買いの注文を出す
2.取引時間外に信用売りの注文を出す
3.上記1、2の注文が約定する
 
○権利付最終日以降に行うこと
4.株式市場が終わった後、取引時間外に現渡しを行う
 ※現渡しとは、現物買いと信用売りを相殺して取引を終了することです。
 
5.4の現渡しで決済される
 
SBI証券での具体的な手順をまとましたので、こちらからご確認ください。

株主優待クロス取引の注意点

信用売りは一般信用で行うこと

 制度信用だと逆日歩が発生する可能性があり、余計なコストがかかってしまうため、
 必ず一般信用で行いましょう。
 

取引時間外に注文を出すこと

 株式市場が開いている時間に注文を出すと、売りと買いの価格が異なるため、
 その差分で損失が発生してしまいます。
 取引時間外に注文を出すことによって、株式市場が開くと同時に初めて付く値段で
 売りと買いが約定するため、損失が発生しません。
 

現物買いと信用売りは同数

 これは当たり前ですが、現渡しで売りと買いを相殺して取引を終了するので、
 必ず同数として下さい。
 

貸借銘柄であること

 これも当たり前ですが、貸借銘柄でない場合は、信用売りができませんので、必ず確認して下さい。
 

一般信用売りの受注枠には限りがある

 一般信用売りができる株数は限られています。そのため、権利付最終日に
 クロス取引を行おうと思っても、できない可能性があります。
 私が使っているSBI証券では以下のページで一般信用売りの受注枠が確認できます。
 
まずは、「国内株式」を開きます。

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ページ中ほどの「一般信用売り銘柄一覧」を開きます。

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ページ中ほどの「優待権利確定月」から確認したい月を選択します。

今は8月なので8月を選択します。

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そうすると、8月優待の売建受注枠を確認することができます。

銘柄によっては受付不可の場合がありますね。

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貸株料

 信用取引の売りは証券会社から株を借りて売りますので、株を借りるときの
 貸出料が貸株料です。
 クロス取引を行うときの費用は、売買手数料+貸株料なので、
 売買手数料+貸株料株主優待の価値
 となることを確認しなければなりません。
 
以上が株主優待クロス取引のやり方です。
取引ができてしまえば、あとは株主優待が届くのを楽しみに待つだけです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
 
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