REIT、インフラ投資法人への投資(2)

下記の記事でも述べたように、私の試算は無リスク資産と国内株式に大きく偏っており、その他への投資先を検討しています。

 

time-is.hatenablog.jp

 

その一つとして、分配金利回りの高いREITインフラ投資法人を検討しています。

 

キャピタルゲインはあまり狙えませんが、インカムゲイン狙いの投資として、資産の一部に割り当てるのが良いのではないかと考えています。

 

前回の記事はREITの比較をしましたので、今回はインフラ投資法人について比較しました。インフラ投資法人を検討中の方は是非見ていってください。

 

 

インフラ投資法人とは

インフラ投資法人とはREITのインフラ版で、REITの場合の投資対象は不動産ですが、インフラ投資法人ではインフラ資産に投資しています。

 

インフラとは何かということですが、現在上場しているインフラ投資法人は全て太陽光発電に投資しています。

 

現在、以下の4つのファンドが上場しています。

 

タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)

・いちごグリーンインフラ投資法人(9282)

・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)

・カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)

 

インフラ投資法人のメリット

インフラ投資法人でもREITと同様に、分散投資ができる、少額から投資可能、手間がかからない、配当(分配金)利回りが高いというメリットがあります。

 

それに加えて、景気変動に強い(収益が安定している)というメリットもあります

 

これはどういうことかというと、太陽光発電設備はFIT制度(固定価格買取制度)により設備認定を受けた年の価格で売電価格は20年間固定されています。

 

そのため、売上は発電量に依存しますが、これまで蓄積された日照データからおおよそ予測は立ちますので、20年間は安定した収益が見込めます。

 

その一方、REITは、景気の影響をもろに受けます。住居に投資している場合は、不景気でも一定の需要がありますが、オフィスビルや商業施設では不景気時に大きく収益が悪化することが予想されます。

 

そのため、REITと比較すると、収益が安定しているといえます。

 

インフラ投資法人のデメリット、リスク

まずはREITやその他の投資商品と同様に倒産、上場廃止、価格の下落、分配金利回りの低下のリスクはあります。

 

それに加えて、インフラ投資法人特有のデメリット、リスクとしては以下のようなことが考えられます。

 

インフレに弱い

メリットの裏返しですが、FIT制度(固定価格買取制度)により、買取価格が固定されているので、好景気でも収益が向上することはありません。

 

買取価格が減少傾向

また、買取価格は固定であり、収益は安定しているのですが、価格は右肩下がりが続いており、今後利回りが低下することも考えられます。

 

しかし、発電コストが技術革新等で低下傾向にあるため、単純に買取価格が下がる分、収益が悪化するわけではありません。

 

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(出典:経済産業省HP、

再生可能エネルギーの2018年度の買取価格・賦課金単価等を決定しました(METI/経済産業省)

 

銘柄選定

現在上場している4銘柄をまとめると、下表のとおりになります。

 

REITではNAV倍率でファンドの割安度を測ることができましたが、インフラファンドは土地そのものの価値は低いのでNAVで割安度を測ることができません。

 

そのため、分配金利回り、時価総額出来高から判断するとカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)が一歩抜け出しており、購入の最終力候補かなと考えております。

 

毎月分配金を得たいという方は、REITと合わせて決算月を分散させるのもよいですね。

 

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最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

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