株式投資の勉強の為、「オニールの相場師養成講座」を読みました。
「オニールの成長株発掘法」と共通する内容も多くありましたが、「オニールの相場師養成講座」ならではの勉強になる箇所もありましたので、参考になった部分をまとめましたので、ぜひ読んでいってください。
前回はこちらです。
ステップ1 市場全体の方向性を見きわめる方法
・上昇トレンドの相場では、ほとんどの場合、価格と出来高が連続的に上昇している。それは、市場の売りよりも買いが優勢な「アキュムレーション」状態にあることを示している。
・どんな上昇トレンドでもいずれ売りが買いを上回るときがやってくる。それは「ディストリビューション」と呼ばれ、それが起こっているのを見きわめられることが大切だ。ディストリビューションの1日目は、指数の終値が前日よりも低く、出来高が大きいときだ。
「アキュムレーション」と「ディストリビューション」の考え方は、本書の中で最も重要な考え方だと思いました。トレンドの転換点を見つけるよい方法だと思います。
ただ、本書に書いているように価格と出来高の前日との比較でアキュムレーションやディストリビューションを判断していると、かなり多くのアキュムレーションやディストリビューションが発生することになるので、独自の改良が必要になると思います。
・市場に一貫性がないのだから、あなただけが一貫しているわけにはいかない。
実にシンプルに重要なことを教えてくれる一文です。下降トレンドに転換すると思ったら、保有株を全て売却し(もしくは売り方に転じる)、上昇トレンドに転換すると思ったら、CAN-SLIMの基準で銘柄を購入するということを迅速かつ柔軟に行う、ということが大切だと思いました。
そのためにもやはり市場の転換点は抑えなくてはいけませんね。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
((3)に続きます。)