前回に引き続きは「ミネルヴィニの成長株投資法」について書いていきたいと思います。
前回はこちら
今回は第3章です。
この章からいよいよ具体的な売買手法(SEPAⓇ分析)が紹介されています。それでは見ていきましょう。
第3章 明確な買い場分析Ⓡ-SEPAⓇ戦略
タイトルのSEPAとはスペシフィック・エントリー・ポイント・アナリシスの略で、日本語では「明確な買い場分析」です。
・SEPAのカギとなる5大要素
1.トレンド 明らかな上昇トレンド
2.ファンダメンタルズ 売上高、利益率、利益の大幅な向上
3.上昇のきっかけ 株価急騰の引き金
4.買い場 低リスクの買い場のタイミング
上記は表現方法こそ違えど、「オニールの「CAN-SLIMの法則」や「ジェシー・スタインの「スーパーストックのスーパー法則」とほぼ同じことを言っています。成長株投資の共通の理解と思っていいですね。
・通常、急上昇局面は上場してあまり長くない時期、例えば、IPO(新規株式公開)から10年の間に現れる。
確かに株価が急上昇するきっかけ(新製品、新技術、上位市場への昇格など)の話題は若い企業の方が多そうですね。これからはIPOしてから時間がたっていない企業にも焦点を当てて調査していきたいと思います。
IPO企業の便利な検索方法がないか探していたら、以下のサイトが非常に便利だと感じました。これから利用してみたいと思います。
https://www.kabudragon.com/ranking/ipomini.html
・時価総額と発行済み株式数が比較的少ないトレード候補を探すべきだ。ほかの条件が同じなら、入手できる株数が少ない小型株のほうが、大型株よりも上昇する可能性が高い。浮動株が比較的少ない小型株のほうが、大型株よりもずっと小さな需要で株価が動くだろう。
小型株というのは非常に重要な要素ですね。上記のIPOから10年以内、時価総額が小さい、発行済み株式数が少ない銘柄でスクリーニングすればだいぶ絞れそうですね。
第3章はこれで終わりです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
((4)に続きます。)