【読書感想文】オニールの相場師養成講座 (5)

株式投資の勉強の為、「オニールの相場師養成講座」を読みました。

 

オニールの成長株発掘法」と共通する内容も多くありましたが、「オニールの相場師養成講座」ならではの勉強になる箇所もありましたので、参考になった部分をまとめましたので、ぜひ読んでいってください。

 

前回はこちらです。

 

time-is.hatenablog.jp

 

 

 

ステップ4 利益を確定する最適なタイミングで売る方法

 

 

・わたしは・・・PERが値上がりの直接的な要因ではなく、値上がりの真の要因である優れた企業業績と機関投資家による保有の二次的な結果にすぎないことを学んだ。

 

・ほとんどのメディアジャーナリスト、アナリスト、バリュー投資家たちは、新に優れた企業を見逃してしまう。なぜなら、シボレーのような大衆車の値段で高級車のベンツを買うことなどできないことを理解していないからだ。株はプロのスポーツ選手のようなものだ。優秀な銘柄ほど高い値段が付いている。 

 

バリュー投資とは全く正反対の考え方ですね。 バリュー投資ではPERやPBRという指標から割安度を測っていますが、それに真っ向から反対しています。

 

バリュートラップ(割安株が割安に放置されること、またはそれ以上に株価が下がること)という言葉がありますが、企業の成長性が低い場合、誰も期待していないからずっと割安な状態で放置され続けます。そのような株に投資しても圧倒的な成績を上げることは期待できないでしょうね。バリュートラップに引っ掛からないよう気を付けたいと思います。

 

 

・みんなが興奮し、引き込まれた、まさにそのとき、バブルがはじけるのだ。・・・クライマックストップの最終的な予兆は、何カ月も上昇し続けた上げ足の速い株が、エグゾースションギャップという窓を空けて寄り付くことだ。

※クライマックストップ・・・何カ月も上げてきた主導株の高値と安値の開きがそれまでのあらゆる週よりも大きくなること。

 

・みんなが知っていて騒いでいるときは、もう遅いのだ。群集心理は、ここぞという相場の大転換点において、常に間違っている。

 

・20世紀の相場と景気の全てのサイクルにおいて、大手ファンドやプロの共同資金が、その当時の最高の成長株を追いかけ、それらの株価を上昇させ、やがてPERを誰も正当化できない水準へ押し上げている。人間の本性は変わることなく、歴史は繰り返されるのだ。

 

大勢の人が気付いていないときに買って、大勢の人がもっと上がる、乗り遅れまいとするときに売る。このことを常に意識していないと成功できないんですね。

 

同様のことは相場の格言で「人の行く裏に道あり花の山」「友なき方へ行くべし」などたくさんあり、多くの成功した投資家も同じことを言っています。

 

投資で成功するためには絶対に必要なことで、誰も隠したりしていない、よく知られた考え方なのですが、それでも大半の人が成功できないところを見ると、知っていてもできない人が大変多いということなんですね。私もその一人なのですが^^;

 

大勢の人に付和雷同せず、自分の銘柄選定基準とチャートパターンに従って、人が関心をなくしているうちに買うことを心掛けたいです。

 

 

・買い持ちと空売りを同時にやってヘッジすることも避けよう。・・・シンプルにやることだ。ただでさえ投資は難しい。込み入ったことをしすぎて複雑にしすぎないことだ。

 

 

私は本当は空売りも覚えていきたいと考えているのですが、まずは現物買いができないと話にならないと思っていますで、今はただ現物買いの腕を磨いて聞きたいと考えています。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

((6)に続きます。)

 

 

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