株式投資の勉強の為、「オニールの相場師養成講座」を読みました。
「オニールの成長株発掘法」と共通する内容も多くありましたが、「オニールの相場師養成講座」ならではの勉強になる箇所もありましたので、参考になった部分をまとめましたので、ぜひ読んでいってください。
前回はこちら
ステップ2 利益と損失を3対1に想定する方法
本章では、損切りの重要性が書かれています。
・いつ、なぜ、売らなければいけないかも分からずに株を買うことは、ブレーキのない自動車を買うようなものである。
・大きく値上がりする株は存在する。あなたはそういう株を見つけださなければならない。だが、どんな優良株でも永遠に優良であるわけではない。過去50年間の全優良株に関するわたしたちの研究では、最高水準の運用成績を出す期間は平均してわずか1年半から2年間しか続かないことが分かっている。
・買値から7~8%安で売ったとたん、反発してしまうことがよくあることに注意しなければならない。そうなったら、あなたは自分を愚かだと思うだろう。・・・だが売ったことが本当に間違いだったのだろうか?・・・あなたの家が昨年火事で焼失しなかったからといって、火災保険をかけていたことで自分を責めるだろうか?そんなことはないだろう。損失を早めにカットすることはそれと同じだ。
・「家屋(市場)が崩れたら、無傷でいられる住人(銘柄)はいない」
・あなたは保有株に対して、お金だけでなく、あなたの自尊心、あなたのエゴ、あなたの感情をあまりに多く投資してしまっているため、手放すことをためらってしまう。そして、手放さないためのありとあらゆる言い訳を考え出す。
・自分の感情を抑え、冷徹かつ厳然たる客観的事実とルールに基づいて意思決定を行わなければならない。なぜなら、株式市場はあなたが何者で、何を感じ、何を恐れ、何を願っているかなど一切意に介さないからだ。
やはり優れた投資家になる最低条件というのは、確固たる売買ルールに基づいて機械的に利確、損切りできることであると感じます。
機械的にというのが非常に重要なポイントであると感じていまして、投資以外でスポーツでも勉強でも仕事でも、大切なことというのは何でも単純で面白みのないことの積み重ねであるがゆえに、大半の人が継続できていないと思います。
大切なことをただ淡々と機械的に繰り返す。これが成功のためには必要だと感じました。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
((4)に続きます。)