【読書感想文】ミネルヴィニの成長株投資法 (1)

今回は「ミネルヴィニの成長株投資法」について書いていきたいと思います。

 

本書は、中学を中退して職を転々とし、投資においても数多くの失敗を重ねながらも、最終的に大成功を収めたマーク・ミネルヴィニの投資手法について記載されています。

 

「オニールの成長株投資法」や「スーパーストック発掘法」と同様、成長株投資に分類される手法です。

 

 

それでは、早速第1章から見ていきましょう。

 

第1章 読むに値する序文

具体的な投資手法などについては、第3章以降に記載があり、本章と第2章では投資に対するモチベーションを上げてくれるような名言やメンタルに焦点を当てています。

 

著者のマーク・ミネルヴィニの投資に対する熱意がひしひしと伝わってきます。

 

・「チャンピオンはジムで作られるのではない。彼らの奥深くにあるものー願望や夢、なりたい自己像から作られるのだ」モハメド・アリ

 

・「不可能という言葉は、力を尽くして世界を変えようとするのではなく、そこに安住している方が楽だと思っているちっぽけな人間が使う大げさな言葉だ」レイラ・アリ

 

・人がある生き方をすると固く誓ったら、成功を求めるレースで、ほとんどの人よりもずっと先行したことになる。それは、なぜか?ほとんどの人は短期間に達成できることは厳しく見るが、長期でしか達成できないことは甘く見る傾向があるからだ。彼らは本気でやろうと思っても、困難にぶつかると、戦意を失うかやめてしまう。

 

・最初にできる最高の投資は自分自身への投資であり、必要なことをしてやり抜く硬い意志である。

 

・「始めるときに偉大である必要はない。だが、偉大になることを目指して、始めなければならない」レス・ブラウン

 

・「最終的に、自分が何をしてきたかをだれにも話せなければ、あなたの行為は価値がなかったということだ」アーウィンシュレーディンガー

 

投資を始める前の心構えについて熱く語られています。半分、自己啓発本のような内容で非常に考えさせられます。

 

「オニールの成長株投資法」や「スーパーストック発掘法」でもそうでしたが、目標を達成する強い意志の重要性や人の心理に対する深い考察が大変参考になり、投資とはつくづくメンタルが重要なんだということを実感します。

 

 

・トレードにおける私の方針と手法は、慎重で積極的なご都合主義者になることだ。・・・私の中心的な考え方は、単に「どれだけの利益を得られるか?」だけでなく、「どれだけ損をする余裕があるか?」から始まった。

 

本書を通して読んで、最も参考になったと思うのはリスク管理についてです。第12、13章の2章を割いて詳しく書かれています。

 

このリスク・リワードに優れた投資をすることが一貫して成功できる投資家として必要なことなんだと痛感します。

 

第1章はこれで終わりです。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

((2)に続きます。)

 

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