それでは、前回に引き続きスーパーストック発掘法の5回目です。
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第8章 あなたに有利になるように事を進めよ
・極端に大きなキャッシュ残高は否定的な意味合いしか持たない。・・・キャッシュ残高が多いということは、その会社は成熟企業であり、キャッシュを投資する成長分野がないことを意味する。・・・キャッシュ残高の多い企業のみに注目すれば、「バリュートラップ」地獄に真っ逆さまだ。
一見PERやPBRが低い銘柄は割安に見えますし、バリュー投資ではPERは何倍以下、PBRは1倍以下が割安として判断している方も多いと思いますが、それは成長性がないことの裏返しなんですね。
人より優れた成績を収めたいと思ったら、安全性ではなく成長性に着目する必要があるということですね。
・ローリスクの機会の窓が開くのは、だれもが夢中になっているときではなく、だれもがギブアップした時だ。
・他人がパニックに陥っているときに、私たちは頭を低くたれた果実を摘む忍耐強いトレーダーでありたい。
・優れた少数の株のエキスパートになれば、そのうち1つか2つが非常に有利な仕掛けポイントを提供してくれるまで待つ余裕が生まれる。これを何度も繰り返せば、最高に安くなったときに買った株のポートフォリオが出来上がるだろう。
・あなたのレーダーにいくつかの株がひっかかったら、価格がローリスクの支持線水準まで下落した株だけを買うことだ。・・・ファンダメンタルズが変化しないかぎり、それを安値で買うという意志を変えてはならない。
全て私ができていないことを指摘されています。いくつか良いと思える銘柄があって、その銘柄がスルスルと上昇して行ったら、つい高値で買って大きな含み損を抱えてしまいます。ハイリスクの投資で、リスク・リワードが大きくリスクに偏っています。
このメンタル的な要素を改善しないと成功できないですね。
忍耐力を鍛え、リスク・リワードのリワードに大きく偏ったローリスクの仕掛けをすることを心掛けたいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
((6)に続きます)