会社員の有給休暇取得について思うこと

皆さんは有給休暇を取得していますか?

 

私は去年は10日ほど、今年は現時点までで5日ほど取得していますが、入社一年目の時は1日も取得しませんでした。
 

以下の記事によれば、労働基準法が改正され2019年4月から「年10日以上の有休が与えられている社員について、年5日は必ず取得させるように企業に義務付ける」とのことです。

 

ドイツやスペイン、フランスなど12カ国・地域の有休取得率100%に上るのに対し、日本は50%ということで、国としては2020年までに有休取得率70%を目指しているようです。

 

本当に堂々と休める? 有休取得が義務化、「言い逃れ」できなくなる企業(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース

 

私が勤めている会社でも、絶対に取らなくてはいけない有給休暇の日数が決められており、年末に次の年の有休取得日を申請しなくてはいけません。

 

数値目標が設定されることで、有給休暇は取得しやすくなるとは思いますが、5日/年の週休取得を義務付けたからと言って、国が目標とする有休取得率70%には届かない気がします。(私の会社では有休休暇は20日/年あるので、5日/年だと25%にしかならない)

 

そもそも、たくさん働きたい人は極端な話、1日も取らなくてもいいと思いますし、たくさん休みたい人は100%取得してもよいと思うので、70%という数値目標はあまり意味がないと思います。

 

私はたくさん休みたい派なので、こういった動きには賛成なのですが、自分や自分の周りの有給休暇取得が進まない理由を考えてみると、1.職場の雰囲気、2.仕事量が多い、3.有休を取得してやりたいことがそこまでない、ということが思い浮かびました。

 

1.職場の雰囲気

上司や同僚の取得状況によっては、自分も取得しづらいと感じると思います。私が所属する部署の上司はほとんど有給休暇を取得しませんし、残業時間も多いです。上司がこういう人だと本当に休みづらいと思います。

 

2.仕事量が多い

職場の雰囲気にもつながると思いますが、そもそも仕事量が多くて休めない、もしくは休んだとしても翌日以降に残業をしないと追いつかないから休まないということがあると思います。仕事量が多く毎日残業をしている同僚を横目に自分だけ有休を取ることは悪いような気がしてしまいます。

 

これは会社員としては非常に悩ましい問題だと思います。仕事を棚卸して無駄な仕事を辞める、人員を増やす、会議を減らす/短くする、IoTやRPAなど最先端の技術を導入するなどして、会社やその職場全体での見直すことが必要だと思いますが、私が一番やらなくてはいけないのが、無駄な仕事を辞めることだと思います。

 

本当に無駄な仕事や非効率な仕事が多いです。何をやるにも書類を作成して、社内稟議をしなくてはいけないですし、顧客からのよく分からない要求にも丁寧に対応しなくてはいけません。これらひとつひとつの仕事を見直して、仕事量を減らさないと有給休暇の取得や残業時間の減少も実現できないと思います。今までやってきたことをやらないとか断ることは勇気が必要ですが、必要なことだと思います。

 

3.有休を取得してやりたいことがそこまでない

じつは一番問題なのではないかと感じているのは、有休を取得してまでやりたいことがないということだと思います。定年した人がボケてしまうといったことも仕事以外に時間をかけて、熱意をもって取り組んでいることがないからではないでしょうか。

 

やりたいことがないと仕事を調整して休もうとは思わないですし、ダラダラ仕事をしがちだと思います。趣味でもボランティアでも副業でも、仕事と同じかそれ以上に熱意を持っていることがあれば、たとえ職場が休みずらい雰囲気でも、仕事量が多くともどうにかやりくりするはずです。

 

それに職場の雰囲気や仕事量は自分の力だけではどうしようもありませんが、有休を取得してでもやりたいことを見つけるのは、自分の努力次第だと思います。

 

私の場合は、趣味のスポーツや旅行、セミリタイアに向けての情報収集や活動のために、今後積極的に有給休暇を取得していきたいと考えています。来年は20日/年の有給休暇取得を目指します。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

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