【読書感想文】ミネルヴィニの成長株投資法 (5)

前回に引き続きは「ミネルヴィニの成長株投資法」について書いていきたいと思います。

 

今回は第5章です。

 

前回はこちら

time-is.hatenablog.jp

 

第5章 トレンドに沿ったトレード

桁違いに上昇する株を研究していて、私は株価が横ばい圏から上昇して天井を付け、そこから下落するまでのサイクルの4つのステージのそれぞれについて、深く見ることができるようになった。

 

第1ステージ 底固め局面-無関心

第2ステージ 上昇局面-機関投資家の買い集め

第3ステージ 天井圏-機関投資家の売り抜け

第4ステージ 下落局面-投げ売り

 

この4つのステージの循環を意識することが非常に重要だと思いました。特に機関投資家の買い集めと売り抜けの動向を観察することで、しっかりと第2ステージの上昇をとっていけるようになりたいです。

 

第1ステージでは、どれほど魅力のある銘柄でも買うのは避けるべきだ。たとえ、会社のファンダメンタルズが興味をそそるものでも、待って、第2ステージで買うことだ。

 

私の目標は底値や最安値で買うことではなく、「適切な」価格、つまり株価が大幅に上昇する直前に買うことだ。損ね拾いをしようとする必要はなく、時間の浪費で終わるだけだ。

 

目標は最安値で買うことではなく、買った株を、最短期間で自分の買値を大幅に超える株価で売ることだ。それが並外れたパフォーマンスを達成する方法である。

 

 第1ステージから第2ステージの転換期に購入できれば、短期間に大きなリターンを得ることができるため非常に効率がいいということは非常に納得できます。しかし、ついもっと安い値段で買おうと思ってしまうあまり買い逃すことが多くあります。この辺はローソク足出来高移動平均線などから判断できるように訓練を積んでいく必要があると思います。

 

日足や週足チャートで株価や出来高を見ると、上昇局面では長大陽線が出現し、出来高の棒グラフが非常に長くなっているのが分かる。対照的に、押し目では出来高が減る。こうした機関投資家による買い集めの兆候は、第2ステージの上昇期間を通して見られるはずだ。

 

出来高が多い日に上昇し、少ない日には下落するという上昇局面の特徴に注目してチャートを見ていきたいと思います。逆に下落局面を見分ける方法として出来高が多い日に下落し、少ない日に上昇するという特徴も見逃さないようにしたいと思います。

 

並外れたパフォーマンスを達成するためには、機関投資家という強力な援軍を味方に付けて、持ち株を大きく上げてもらう必要がある。・・・長期トレンドを味方に付けるのは、追い風で帆走するするようなものだ。無風になれば身動きが取れなくなるし、(第1ステージ)、向かい風で前進できる見込みはほとんどない(第4ステージ)。

 

上記は本章の最後に記載されている文ですが、成長株投資の考え方をうまく現しているなと感じました。機関投資家という風をうまく利用できるよう日々研究していきたいです。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

((6)に続きます。)

 

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